自分の健康状態を、簡単にチェックする方法とは
毎朝、歯磨きが終わったら
鏡に向かって、あっかんべーをする。
たったこれだけで、身体の状態を知ることができます。
そして、舌の
- 色
- 形
- 動き
目の粘膜(下まぶたの裏側)の色を見てください。
目次
舌の色
あなたの舌は、どんな色をしていますか?
健康な時の舌は、薄いピンク色をしています。
ピンク色に薄っすらと、白い膜(舌苔)が張ったような感じです。
赤い舌
熱がこもり、水分が足りなくなっている時または、血管に圧力がかかっている時に赤くなります。
緊張している時は、心臓がドキドキするものですが、緊張することがないのにドキドキしていたり、平熱なのに舌が赤い場合は、念のため病院に行くことをオススメします。
紫色の舌
血液に脂肪が多く含まれていると、血液の粘度が上がります。
粘度が上がると、血液の循環が悪くなります。
血行不良を起こすことで、舌が紫色に見えます。
薄いピンク色の舌より、若干暗いピンクかも~と思う方も
慢性的な
- 肩こり
- 背部痛
- 腰痛
など、筋肉の痛みがあったり
- 舌の裏側にある静脈が、大きく膨らみ蛇行している。
そのような時は、危険信号ですので
食生活を見直し、水溶性食物繊維を、多く摂り血液の質を良くしたいものです。
白い舌
ヘモグロビンが不足している時に、白っぽい舌になります。
舌苔(剥がれ落ちた粘膜などが、舌に付着している)と区別する為に
- 疲れやすい。
- 立ちくらみが頻繁にある。
- ちょっと動くだけで息切れがする。
などの症状がありませんか?
もし、上記の症状があれば、それは舌苔ではなく貧血の可能性があります。
加えて、まぶたの裏側を見てください。
目の粘膜(下まぶたの裏側)の色
目の粘膜の色が、白っぽい時は貧血(ひんけつ)・虚弱体質(きょじゃくたいしつ/胃腸が弱く体力がない)の場合があります。
牛・豚レバー、豆腐類などを摂っても改善しない場合は、病院で受診されることをオススメします。
舌の形
健康な人の舌の形は、なだらかなカーブを描いています。
張りと潤いがあります。
舌のまわりが凸凹している
舌のまわりがデコボコしているのは、舌がむくんでいるために、下顎(したあご)に押し付けられて歯型が舌につくからです。
胃腸や腎臓の虚弱が、原因と考えられています。
- 食欲が落ちた。
- だるい。
- トイレが近い。
- 尿の出が悪い。
などの症状がないのに、舌がデコボコしている場合は
長時間同じ体勢でいることを避けて、小まめに身体を動かすことをオススメします。
舌に亀裂がある
舌の表面に、亀裂(きれつ/ひびが入っている)があるのは、身体の水分量が少なすぎる時に出来ます。
唾液(だえき/よだれ)も少なくなり、口内炎も出来やすくなります。
特に身体の不調がないのに、舌に亀裂が目立つ時には、舌の運動をオススメします。
唾液腺(だえきせん)が刺激されて、唾液が出るようになります。
やり方は、舌を前歯とクチビルの間に入れて(前歯を舐(な)めるような感じ)、舌をぐるぐる回します。
舌を、左回り10回・右回り10回を1セットで、3セットやります。
最初は疲れますが、効果は直ぐ感じられるはずです。
舌が左右どちらかに寄っている
脳出血や脳梗塞などの脳の病気をした人は、真っ直ぐ舌を出しているつもりで、左右どちらかに舌が寄ってしまいます。
脳梗塞などの自覚症状がないのに、左右どちらかに舌が寄ってしまう場合は、早めに病院で受診されることをオススメします。
鏡で健康チェック
舌は、毛細血管がたくさん集まっています。
舌の色で血液の質が分かり、舌の形で身体の中の水分量が分かります。
舌をチェックすることで、身体の中の情報を知ることができます。
毎朝のあっかんべーで、健康チェックをしてみてはいかがでしょうか?