和名を、茴香(ういきょう)と言います。
独特の香りがあるので、魚料理においては臭い消しとして、使用されています。
また、古代ローマ時代では、満腹感が得られる薬草として、使用されていたようです。
主な成分
- アネトール
- アニスアルデヒド
- オイゲノール
- フェンコン
作用
消化器系を刺激し、食べ過ぎによる胃のもたれや、弱った胃腸の動きを促進します。
漢方薬では、安中散(あんちゅうさん)の名前で、胃腸薬として販売されています。
- 去痰(咳を止める)作用(アネトール)
- 消化促進作用(アネトール)
- お腹にガスが溜まるのを解消する駆風作用(アニスアルデヒド)
- 殺菌・抗酸化作用(オイゲノール)
- 清涼感作用(フェンコン)
香り
草木のような清涼感あるスパイシーな香り。
ストレスから来る吐き気や、イライラした気持ちを鎮める働きがあります。
科名 | セリ科 |
学名 | Foeniculum vulgare |
産地 | イタリア・地中海地方 |
採油方法 | 種子・水蒸気蒸留法 |
揮発速度 | トップ~ミドルノート |
妊婦、授乳中、乳幼児には使用できません。