人生占いに、氏名占いに、血液型占いなど、占いと言われているものは数々あります。
気軽に始めたのが、ハマってしまったり、また、良いことは信じて、悪いことは忘れるという方も多いかと思います。
でも、低迷期とか運気が落ちるとか、大病をするとか言われると、ちょっと気になりますよね。
また、気にはしてなかったのに、不運なことが続くと、占いを肯定してしまったり、良きにつけ悪しきにつけ占いを信じてしまいます。
一度占いを信じてしまうと、◯◯方位に吉と言われたら行ってしまうし、ラッキーアイテムは◯◯!なんて書いてあれば、それを身につけようとしたり…書いてあることを、鵜呑みにしたくなりますよね。
キッカケは暇つぶしや、興味本位だったはずが、何故占いにハマってしまうのでしょうか。
目次
ストレスによって誤作動する脳みそ
人は、見えないことや、経験していないこと、また「こうはなりたくない」気持ちによって、不安や恐怖いだきます。
そして、不安や恐怖の思いが強ければ強いほど、冷静に考える力が萎えてしまいます。
その理由は…ストレスに抵抗するホルモンによって、前頭前野の動きが鈍るためです。
情動(喜怒哀楽)を司る脳は、大脳辺縁系です。
その大脳辺縁系の一部である扁桃体(へんとうたい)は、不安や恐怖に晒されると、アドレナリン放出の信号を出します。
その信号を受けて、副腎髄質ではアドレナリンの合成をします。
アドレナリンが放出されることで、交感神経が優位に立ち、闘争&迷走反応が起こります。
この反応している状態、すなわち不安や恐怖というストレスが続いた状態になると、理性を司っている前頭前野の働きが鈍くなります。
依存してしまう理由
不安を煽られれば、煽られるほど、脳はストレスを感じて、正確な判断が出来なくなります。
判断力が低下することで、一部しか当たってないのに、全てが当っている錯覚や、誰にでも当てはまる事柄が、自分だけしか分からないことを当てていると思い込んでしまいます。
それらの積み重ねから、ドンドン占いに依存してしまうのです。
さらに度をこえて来ると、占い師の「◯◯しないから、あなたは◯◯なの!」という言葉に洗脳され、自分の人生を自分で歩めなくなります。
依存しない人と依存する人
他者に意見を聞いても、最終的に選択肢の中から選び出すのは自分です。
答えは自分の中にあります。
占いなどに依存しない人は、不安や恐怖があったとしても、他に集中出来るものがあったり、自分を信じる力があれば、前頭前野が衰える(=依存)という制御不能状態にはなりません。
反対に依存してしまう人は、固定概念が強かったり、自尊心(自分の人格を大切にする気持ち)が低い人だったりします。
自分らしく生きる
- 自分はダメだ。
- 自分を愛せない。
- 不安や迷いがある。
など
いつも足踏み状態の方に、オススメしているのは、カラーキューブセラピー(色彩心理療法)です。
カラーキューブセラピーは、占いのように「赤を選んだから、◯◯◯だ」とか「この色を選んだから、あなたの未来は◯◯だ」と決めつけるものではなく、選んだ色を見て、どう感じるか?何を連想したかをお伺いし、あなたの心の中にある言葉を導き出します。
依存させるのではなく、自信をなくし踏み出せなくて立ち尽くす人の背中を押す、というセラピーです。
- 答えは自分の中にあります。
- 本当は、自分は答えを知っているのです。
なので、答えだけを求める方には、向きません。
心と身体は繋がっている
身体が不調だと、心(精神)も蝕まれます。
反対に、心が不調だと身体の健康も蝕まれます。
肉体的(痛み・痒みなど)または精神的ストレスによって、脳はホルモンを分泌します。
そのホルモンは、体温・血圧・血糖値を上げて、身体の抵抗性を上げます。
オーバーワークの状態が続くと、脳も身体も疲弊し弱ってしまいます。
この状態になる前に、心も身体も癒していく必要があるのではないでしょうか。