女性の身体は、思春期、成熟期、更年期とホルモンにより、心身共に激動する時期があります。
思春期では、急激にホルモンが活溌になり、心身が不安定になることがあります。
成熟期では、女性にとって一大イベントでもある、妊娠と出産があります。
その時には、赤ちゃんを育むホルモンの作用や、出産時には産み出すホルモンの作用で、心身共に不安定でデリケートな時期となります。
そして、更年期では、卵巣機能が衰えることで、体内のホルモンバランスが崩れて、心身の不調を起こします。
年齢に置き換えると、思春期は8歳~18歳頃。
成熟期は、18歳~45歳頃。
更年期は、45歳~55歳頃となります。
目次
かならずやって来る更年期
女性ホルモンが減少することで、ホルモンバランスを崩し、自律神経が狂いやすくなります。
その時に、身体が順応できないと、原因がわからない、身体の不調つまり不定愁訴(ふていしゅうそ)を招きます。
不定愁訴の症状として
- 頭痛
- 肩こり
- 関節痛
- 発汗
- 動悸
- 不眠
- 気分が落ち込む
- 倦怠感など
神経質な性格の方は、症状が強く出る場合もあり、辛さを感じる個人差は強弱ありますが、ほとんどの女性に出る症状です。
ホルモン療法をしていた女性
私は、10代から20代にかけて、とある病院に勤務していました。
産婦人科に勤務していたので、赤ちゃんの誕生と、病で倒れ病床に伏される方と、両極端の方と接していました。
その中で、とても印象深い方がいらっしゃいました。
その方は、当時28歳で結婚して8年目を迎え、家業のお手伝いをしていました。
なかなか子宝に恵まれなく、ホルモン療法を受けていました。
ある時、生理が止まり、お腹が膨らみ始めました。
やっと赤ちゃんが出来た
と、とても喜んだそうです。
そして喜びながら病院に行き、検査をした結果、予想もしなかった言葉が。それは
末期の癌でした。
喜びから一転、悲しみや恐怖に襲われたと、おっしゃっていました。
<乳がん>
乳がんは、女性ホルモンのエストロゲンによって増悪する。<子宮体がん>
子宮体がんは、女性ホルモンのエストロゲンによって増悪する。
そのため、逆に抑制に働く女性ホルモンの黄体ホルモンを投与してこれに対抗する。
副作用として、血栓症や肝機能障害を起こす場合がある。wikipediaより抜粋
これは二十数年前の話ですが、今はホルモンのバランスを見ながら投与するそうなので、そんなことはほとんど無いようです。
薬の副作用
病気になったら、病院に行きます。
診察をして貰い、薬を飲んだら、また元気な身体になります。
だから、困った時のお医者さんでしたし、お薬をいただければ安心してました。
でも、私はある年齢を境に、身体が変化してきました。
- 痛み止めを飲んだら、激しい胃痛に悩まされる。
- 抗生剤を飲んだら、蕁麻疹に悩まされる。
- 予防ワクチンを接種したら、発熱に1ヶ月悩まされる。
- 咳止めを飲んだら、呼吸がし辛くなる。
辛い症状があったからお薬を飲んだのに、更に別の辛い症状が出て、飲んでも飲まなくても辛い日々が続きました。
若い時には出なかった、薬の副作用が強く出るようになりました。
病院に再度行き、診ていただきましたが
- 気にし過ぎ
- 薬を飲むのが辛いなら、薬はやめたら?
投げやりな、お返事をいただき、悩みました。
- 辛い症状を取り除き、別の痛みに耐えようか
- 薬を飲まずに、我慢していこうか
どちらにしても辛いなら、病院に行かず、薬を飲まず、我慢することにしました。
西洋医学は、対処療法。
痛みがあれば、痛み止めを飲み、痛みを感じない間に、自然治癒力が病気を治す。
上記のホルモン療法に対しても、ホルモンが足りないから補充する、という考え方から、なぜホルモンが足りなくなったか?
そこが分かれば、薬も飲まずに改善出来るはずです。
つまり、ホルモンバランスが良く、自然治癒力が高ければ、辛い症状に悩まされることがないんだ、ということです。
自然治癒力2つの機能
自然治癒力には
傷をおった時に出血を止め、かさぶたとなり、皮膚が盛り上がり元に戻す「再生機能」。
身体の外から侵入して来たウィルスや細菌と戦ったり、変質した細胞を退治する「防衛機能」。
があります。
それらのお陰で、私たちは健康的に暮らしていけます。
反対に、自然治癒力が低下すると
- いつまでも傷が癒えずに、化膿して治らない。
- ウィルスや細菌が優勢となり、病気が長引く。
- 変質した細胞を退治出来ず、がんが増殖する。
ということがおきます。
自然治癒力を上げるには?
ストレス、食事バランスの乱れ、運動不足、睡眠不足が続くと、自然治癒力が下がります。
自然治癒力を上げるためには、バランスが良い食事と、適度な運動、ストレス解消、質の良い睡眠が必要です。
食事と運動に関しては、自分で気をつけるしかないのですが、アロマはストレス解消と質の良い睡眠に効果が期待できます。
リラックスすることにより交感神経・副交感神経の切り替えを促し、質の良い睡眠ができるのです。
現代人が抱えるストレス
体調不良を招くのは、加齢に伴う内分泌の減少ばかりではなく、ストレスによっても起こります。
- 人間関係
- 身体の悩み
- パソコンが普及したことによる悩み
- 景気低迷による悩み・・・
- 環境(天候や外気温)
など、様々なストレスによって、自律神経の不調を招きます。
自律神経の役割
意思の支配を受けることなく、生命の維持(呼吸・循環・代謝)をコントロールしています。
自律神経は、交感神経と副交感神経に分けられ、身体の各器官は交感神経と副交感神経で、コントロールされています。
例えば、心臓が交感神経に支配されている時は、拍動が増加します。
副交感神経に支配されている時は、拍動が減少します。
このように、交感神経や副交感神経を、コントロールしているのが自律神経となります。
さまざまなストレスを抱えるうちに、交感神経や副交感神経のコントロールが出来なくなります。
それを、自律神経失調症と言います。
身体の状態として
- 眠らなければならないのに、眠れない。または睡眠が浅い。
- 血管が収縮し、血圧が上昇する。
- 頭痛
- 唾液が出なくなり、口が乾く。
- 喉の圧迫感
- めまい、立ちくらみ
- 疲れやすい&怠さがある。
- 消化液の分泌が減り、胃の不快感。
- 腸の運動が少なくなり、便秘がちになる。
精神的な状態として
- 恐怖心や不安感がある。
- イライラする。
- 落ち込みやすい。
- やる気がでない。
- 記憶力が低下する。
- 注意力が低下する。
など、不調が起こります。
副交感神経を優位にするには
- ストレスを抱え込まない。
- 日中は適度な運動をする。
- 食事はバランス良く食べる。
- 質の良い睡眠
これに尽きるのですが、加齢に伴うホルモンの減少や、持って生まれた性格や考え方などにより、ストレスを必要以上に感じてしまう場合もあります。
そのような方にオススメしているのが、女性ホルモンに似た作用がある精油を利用したり、リラックスして自然治癒力を高めるアロマトリートメント(オイルマッサージ)です。
アロマトリートメントは、血行を促し疲れを取ります。
オイルは、肌の摩擦を軽減したり、肌に栄養を与える役割もあります。
優しい圧で行いますので、筋肉を傷めず血行を良くしますので、血液の中にある酸素や栄養を隅々に行き渡らせます。
栄養が行き渡り、新陳代謝もアップし、老廃物が排出されるので、身体の回復も早くなります。
更年期などの症状で、お悩みの方に、オススメしているのは、上記の理由からです。
アロマサロン心花では、下記のメニューをオススメしております。
心と身体のケアを考えていらっしゃる方には
身体のケアのみを考えていらっしゃる方には
まだ、どれにしようか?お悩み中の方は、メルマガにて色々な情報やクーポン券などを、配信していますので、登録をしてくださいね♪