ローズウッドは、40mほどの高さに生育する常緑高木です。
重く固い材質であることから、高級家具の材料として使われています。
その木の美しさから、フランスでは飾り棚やブラシの柄などに使われてましたが、乱伐により数が激減しました。
現在の主な産地はブラジルですが、ワシントン条約の規制対象植物で、今は手に入りにくくなっています。
そのためローズウッドとして流通している精油は
- 木から抽出してないもの
- 葉から抽出したもの
- 化学合成したもの
- 成分が似た同じクスノキ科の植物(ホーリーフ)を使用したもの
- 規制まえに収穫したもの
- 独自に栽培したもの
ということになります。
ローズウッドと呼ばれている木は、他にツルサイカチ属の木がありますが、精油が採れるのはクスノキ科の木になります。
目次
香り
別名ボア・デ・ローズとも呼ばれ、ローズを思わせる香りです。
香水に使われてきた香りで、近年になりアロマテラピーに導入されました。
主な成分
- リナロール
- α‐テルピネン
- cis‐リナロールオキサイド
作用
- 鎮静・血圧降下作用
(リナロール) - 抗炎症・抗菌作用
(α‐テルピネン・cis‐リナロールオキサイド)
鬱っぽい気分を、和らげる作用があるので、芳香浴として使用するのもオススメです。
また、シワやニキビ肌にも有効です。
科名 | クスノキ科 |
学名 | Aniba rosaeodora |
産地 | ブラジル・ペルー |
採油方法 | 木部・水蒸気蒸留法 |
揮発速度 | ミドル~ベースノート |